革について Vol.02 革のなめし方法 クロムなめし
- Takumi Watanabe
- 2019年10月1日
- 読了時間: 1分
更新日:2020年4月3日
革というと一昔前は高級品というイメージでした。 現在は主にアジア圏の安い革が流通するようになり総革のバッグがびっくりするくらい安い価格で売っています。 実は革には大きく分けて2種類のなめし方があります。 1.クロムなめし 化学薬品を使いなめされた革で衣類向けに作られた薄くてしなやかで柔らかい革です。加工がしやすく安価で大量に作る事ができます。この革をなめす成分は革の色の変化がしづらいのはメリットでもデメリットでもあります。もう一つの色が変わりづらい理由は塗装をしているからです。よく革の工場に行きましたがベルトコンベアに載った革が回転するスプレーで色を塗られていて、いわゆる厚化粧と思ってもらうとよいのですが革本来の表情を良くも悪くも隠せます。
そうすることで革の使える場所を増やすことができ、色もビビットな色を塗ったり、生産面でも効率がよいのでコストダウンにつながります。
※写真の革はタンニンなめしの革です。
